ブランドコンセプトの作り方


ブランディング

「ブランディング」に必要な

「コンセプト」に必要な

「ポジショニング」に必要な

「強みと市場」に必要な

「顧客」


つまり、すべての始まりは、顧客(ターゲット)を決める事からです。 顧客が誰かがわかると、顧客がいる市場と競合がわかります。


競合とは

あなたがいないなら、顧客は誰を選ぶか?の「誰」です。

次に、「なぜその人なのか?」を明確に答えます。 批判的思考の基本は「疑うこと」ですから、こうである、という回答に対して、「なぜそう言えるのか?」を他者に説明できるレベルで言語化してください。

理屈での「なぜそう言えるのか?」は、競合ではない可能性が高いです。

根拠を伴わない主張は他者に受け入れてもらえません。

※理屈:こじつけの理由、現実を無視した条理、またそれを言い張ること。 ※根拠:主張が正しい理由(論理的思考に批判的思考を加えたより正確な理由)

なぜそうなのか?とは、根拠になる部分ですからね。


市場とは

競合がビジネスを展開しているマーケットです。

そこでやっていない「顧客が求める解決したいコト」がポジショニンになります。

そして、前項と同じ、「なぜその市場なのか?」を自答してください。


強みとは

あなたの好きなことや得意なことではなくて、「ターゲット」のためにあなたが出来る事、つまり、あなたの資源(リソース)です。 当然、最初から強みはなくて当たり前ですね。 顧客がわかってから分かるのが強みという独自資源です。

独自資源も短期と長期があり、短期の強みは時代によって変わっていきます。 今であれば、ITの使い方によって個々の強みは変わってきます。

強みを引き出すポイントは、①大手とは違う事 ②小さいところと同じ事


ブランドコンセプト

パッと聞いてわかる 一瞬にしてどんなものか理解できる すぐにイメージができる 誰の頭の中にも映像が浮かぶくらい端的に表現されたもの

ですから、コンセプトは「キャッチコピー」ではありません。 コンセプトは、「あなたの価値を言語化したもの」です。 そのビジネスの価値を一瞬で伝える言語のことです。

その言葉を見聞きする人が、

誰のためのものなのか?(ターゲット) 何をするものなのか?(用途) どういう価値があるのか?(なぜそれなのか?) と言ったことが「一言」でイメージできる言語がコンセプトです。

ブランドコンセプトで有名なのが「シャネル」「ディズニーランド」です。

コンセプトとは、あなたがどうしてその事業を始めたのか? 社会のどんな問題を解決したくてその事業を起こしたのか?


を言葉に表したものです。


少しここで私がコンサル事業を興した理由を例にお話しさせていただきます。

情報提供に高額なお金を払い、その後、お金で買った「知識」を引き出しにしまっていることすら忘れて使えなくなっている「資源」があるのに、また自己啓発と言う罠にはまっていく世界があることが、私にとっての問題でした。

近しい人から「真弓さんのそれだけ聡明な知識を使わないのはもったいないね」と言われて、自己啓発から抜け出すことができたのです。

この自己啓発に高額なお金をとって、教えるだけで終わる「習慣」にモノ申すため、私は自分の経験を集大成した問題解決型コンサルを行うようになりました。



こうして私のブランドコンセプトは生まれました。

コンサルタント本来あるべき正常な状態に戻す自己開発を通してカリスマを創り、チェンジメーカー(※)を育てる「常識を超えた人間コンサルティング」 (※)個々で変革をもたらそうとする人の中で、他者の為に自分が出来る一番価値あることをする人


アーティストたとえ数パーセントでも突き出した仕事をするために私たちは、持てるパワーをすべて注ぎ込み、「人の心を動かすという原点」を胸に秘め、クリエイティブにこだわり続ける。



しかし、成功するまで伴走できる人は全員ではありませんでした。

なぜでしょうか?

守破離の「守」を守ってくれないためです。 私がこのとき実感したことは、私の声だから届かないのだということでした。

守破離の「守」を私の考えだと思い込んでしまった「私に対する嫌悪感」は、当然耳を貸そうとはしてくれません。

嫌悪感で拒否反応がでるためです。

守とは、私個人の考えではなく、自然の原理なのです。 ということは、私の声でなければ届く人がいるのです。



では、そもそもなぜ私から習おうと思ったのでしょうか? 最初は私を嫌いではなかったからです。 ここが「批判的思考」のマイナス面です。




関連記事
一番ほしい自由を自ら手にしないその人の理由から説く批判的思考のマイナス面



この関連記事にも書きましたが、批判的思考は、「自分の胸に手を当てる代わり」になるものですが、じゃ、胸に手を当てるとどうなるでしょうか?

私も含め、誰でも人間であれば、後ろめたいことが見えてくるのです。 挫折したある人のことを話してみたいと思います。


良夫さん(仮名)は、ある会社に雇われていましたが、独立を目指していました。

私は最初、独立して軌道にのるまで、今の仕事と並行して収入を確保したほうがいい提案をしました。

しかし、起業前に辞めてしまいました。 理由は社会に通用する正当なものです。 それだったら仕方ないね、と周囲も100%納得のいくものです。


「仕方ないね」というのが、守をしない正当な理由になるものであり、やらないほうがいいことをあえてやってしまう理由になるものです。

自分や他者の中に「仕方ないね」が出てきたら、すでに脱線する道を歩いている可能性を疑うべきです。

ここで一旦立ち止まって、こう自分に問い直してみてください。

師が提案したことをやらないその正しい理由は、自分を幸せにしますか?

自分を幸せにするという回答ならば、この段階で師から離れるべきです。


彼は、それから数回、守とは真逆のことを自分の意思でやっていき、「売れない」という現実から、バイトを見つけ、かけもちしていた彼に私の声は当然届かないので、契約解除となりました。

元をたどると、私の師は、稲盛和夫の経営論だったので、「私より稲盛先生に直に習った方がいいのでは?」と提案したとき、彼は稲盛氏を快く思っていないこともわかりました。

私が稲盛の生徒だったことは最初から知っていたのに、「なぜ私から?」という大きな矛盾が生じたのです。

潜在意識的な観点から言えば、「嫌いになるために出会いを繰り返している」としか言えませんが、彼がやらないほうがいい事をやる目的を批判的思考から言えば、「不正にもらうお金で他人のために作ったものは売れない」ということでしょう。

それらを「胸に手を当ててわかる後ろめたさ」といいます。 罪悪感を感じなくても、後ろめたさは胸に手当てるとわかることは多いものです。

私はこういった失敗も含め、聞いて終わりになりやすい「使われない知識」の売り買いがされる社会をなくしていきたいために、自己開発という目標を掲げ、コンサル事業を「小さいまま潰れない強さ」にしていきました。


「社会の問題」を捉えたブランドコンセプト


シャネル:男性のためだった女性の服をエレガンスと働くことを両立した女性による女性のための服へ(女による女のためのモード)

男尊女卑だった時代、女性が自立ができなかった、ということへの大きな挑戦をシャネルはしました。

ブランドコンセプトとはまさにこのことです。 社会の問題は何か? 物言わぬ大衆、サイレントマジョリティの代弁者にならなくてはいけないのです。


・ディズニーランド:魔法の国 これは語るに及ばずですね。


・ザ・ボディショップ 動物実験を行わない環境に優しい 天然化粧品 これも社会の問題を解決するための事業だというのが一文で伝わりますね。 哲学も感じます。


ブランドコンセプトは「問題+解決策」の言語化です

間違えてはいけないことは、哲学でもなければ、イメージでもありません。

当然、フィロソフィー(物の考え方・哲学)でもなければ、ブランドプロミス(消費者に対して約束する品質や価値)でもありません。

シンプルに、問題とその解決策を一文で表現したものです。

なので、残念ながら、戦略もターゲットも不明と言った何も考えられていないビジネスでは、いきなりコンセプトをゼロから生み出すことは不可能です。

コンセプトは生み出したり、考えたりするものではありません。

自分が事業を始めた動機、それも「こんな問題を世の中からなくしたい」という理由から生まれます。

そのビジネスがしっかりと価値があるものならば、自然と多少ブサイクでも、すぐに言語化はできます。

コンセプトが思い浮かばない場合は、おそらく、戦略やポジショニングと言った基本的な計画がないからです。


コンセプトの作り方


1.Target 誰のためのものか? 2.Method どんな方法なのか? 3.Benefit どんな結果が得られるのか? 4.New どう新しいのか? 5.Why なぜあなたが行うのか?

例えば、「iPod」というコンセプトで考えると 1.Target 誰のためのものか? →音楽を持ち運びたい人 2.Method どんな方法なのか? →デジタルデータとHDDによる音楽プレイヤーの小型化 3.Benefit どんな結果が得られるのか? →1000曲もの音楽データを気軽に持ち運べる 4.New どう新しいのか? →ダウンロード購入とCDからの取り込みでCD不要に 5.Why なぜあなたが行うのか? →Mac OSとの連携ができるアップルだから

これを凝縮し、 ユーザーにとって何が問題なのか? ユーザーにとってどうメリットのある解決がされるのか?

という2点を絞り込むと 問題=多くの音楽を持ち歩けない 解決=小さい機器で持ち運べる

ということが分かり、これを伝わりやすく、映像が浮かぶ言葉にすると 多くの曲=1000曲を 持ち運べる=ポケットに という言語表現が生まれます。

「多くの曲」という曖昧なものが「1000曲」とすることでイメージが湧きやすくなります。 当時のイメージで何百枚ものCDが入ったラックを思い浮かべたはずです。

そこにきて「持ち運べる」というのを具体的にいうと、「ポケットに入れて持ち運べる」わけなので、何百枚ものCDがポケットに?という、誰もが振り返る驚くようなコンセプトコピーが生まれるわけですね。


コンセプトを作るにはまずはポジショニングから

その、ポジショニングを言語化したものがコンセプトと言えます。

どの分野にどの業態で参入するのか? 誰が対象者なのか? その対象者のどういう問題を解決するのか? そしてどんな結果をもたらすのか? 結果をもたらすだけでなくどう良いのか? どう新しいのか? どう競合より優れているのか? なぜそれを行えるのか? なぜ行おうとしたのか?

ということを掘り下げることでコンセプトは生まれていきます。




ヤマモトマユミ

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