過去の事実のみを集約して共通を探す帰納法


批判的思考の3ステップ

帰納法(Inductive Approach)は、過去を思い出すことが手段になります。

自分の過去の出来事を【感情抜きで】思い出して、事実のみを集約して1つにまとめて表現することを帰納法と言います。

感情を抜くとは、言ってもしないことを妄想だけで判断しないために必要です。

あくまでも「事実のみ」に焦点を当てます。 といっても、これがなかなかできる人がいません。 事実と感情を分けれないのは女性に非常に多いです。

〇〇だと思っていたから△しなかった、とか・・・「思っていた」ということは、見えないので根拠にはなりません。

見える事実だけを切り抜いてください。

ここを間違えないで思い出すことが重要です。

ビジネスで例えると、ネットショッピングを運用しているとします。

広告経由での購入単価が下がっている。 検索エンジン経由での購入単価が下がっている。 メルマガ経由での購入単価が下がっている。

という現象から、「全体的に購入単価が下がっている」という結論を導き出したとします。

この場合、確認しなければならないのは「例外」です。

複数ある施策の中で、その全てで購入単価が下がっているのであれば、「全体的に」と表現しても問題ありません。

しかし、アフィリエイト経由だけは購入単価が下がっていないことがわかれば、「全体的に」と記載すると、帰納法のロジックとしては破綻します。

こうした帰納法は、あらゆる事象を集める必要があり、演繹法に人気が傾向していましたが、最近は、帰納法的思考に注目が集まっています。

なぜなら、カウンセラーやコンサル系の方々のブログやSNSは、多くが帰納法で書かれていたり、ビッグデーターのトレンドも帰納法に傾向しているためです。

演繹法と帰納法は「使い分ける」ことが第一、次にどちらも「先入観をもたない」ことが最も重要です。


帰納法の例 悩み:付き合いが続かない

まず、別れた人の共通点を洗い出します。 3年前の彼氏はチャラ男だった。 2年前の彼氏もチャラ男だった。

去年の彼氏もチャラ男だった。


次に現象を事実のみ洗い出します。


今付き合っている彼氏はチャラ男だ。 結論:付き合いが続かないのは、自分の理想の人は「チャラ男」じゃないから。

ここで演繹法、帰納法も含め、批判的思考の基本は自分に疑問を持つことです。


・So what?(で、なんなの?) ・Why?(なんで?) ・True?(本当に?)

・理想の人がチャラ男じゃないのに「なんでチャラ男ばっかりに出会うの?」 ・チャラ男以外に付き合ったタイプの人は本当にいないの? ・そもそも出会いのきっかけも、どのチャラ男も同じだったの?


ビジネス例 悩み:客離れが起きて顧客満足度が低下している

結論:スタッフ教育に力を入れる

・So what?(で、なんなの?) ・Why?(なんで?) ・True?(本当に?)

・そもそも、利益を上げるのが目的だよね? ・そもそも、スタッフ教育がどう利益向上に直結するの? ・アンケートだと希望の時間帯に予約が取れないという不満が多いけど、本当にスタッフの問題なの?

これはあくまでも例ですが、まず、結論に疑問を投げかける習慣をつけます。 そうすると、結論を客観的に見ていくことができるわけです。

例えば、「ブランディングを先行してしてしまえば、どんなものでも売れる」と言う主張をしている本があったとします。



それに対して、「そもそも顧客は商品価値を買っているのだから、最初に必要なのはイメージより価値でしょ」と反論ができます。 性格的に「ひねくれ者」になってみてください。 素直な人ほど情報を疑わず盲信し、結果が悪くなってしまうケースが多いです。

真実を生きる覚悟があるならば、

前提を疑う ニュースを疑う 教科書を疑う 理想を疑う

同僚を、部下を、上司を、友達を、親を、先生を、有名人を、常識を、業界の当たり前を、自分の中の信念を、徹底的に「適正に」疑えるようになってください。

口を酸っぱくして言いますが、批判的思考は、非難するとか、言い負かすとか、我を通すためにあるのではない、ということを忘れないでください。

自分の結論に疑問を持つということです。

相手の答えに「ノー」という目的で生きるのではないということです。 真実の世界のために、信念すら捨てられる者だけが、光を見ることができます。



帰納法、演繹法、ズームイン・ズームアウトは使い分けることが大切です。



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ヤマモトマユミ

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